去年、日記に書いた事をここに転記しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− <ロングトーンの練習意味> 出している音に対し、一番良い息の出し方を探す。 一番オカリナが響く吹き方を探す。 吹き方のコツ。 息の強さ、息のスピード、オカリナの角度。大まかにはこんなところか。。 息の強さの替え方、息のスピードの替え方を考えることもできるのがロングトーン。 オカリナは、制作者の癖がでる楽器だと思う。 そして、一つ一つのオカリナは、それぞれ、個性があり、その個性を引出すのは奏者の力である。 その力を養うには、ロングトーンが一番であるとおもう。 このロングトーンは、僕も嫌い。。。(爆) でも、絶対に必要なこと。。 オカリナが響くポイントを掴んだら、今度は、ロングトーンを吹きながら、舌で音を切る練習。 息は舌で音を切る時も、出したままがよい。 この舌で音を切るという表現がミソである。 音を舌という包丁で切るのである。 音をこん棒で切るのではなく、薄い鋭利な包丁で切るのである。 こん棒で音を切った場合、その切口はどうなるであろう。。。 切口はギザギザで、また、切られた部分は、こん棒分の隙間が出来てしまう。 包丁のように鋭利に切る場合、舌を突くのではなく、舌を引く感覚が重要である。 ボクサーのくり出すジャブ・・これは、引くように腕を動かす。 そうすると、切れ味の良いジャブになる。 これは、タンギングにも言えることだと思う。 そして、舌を引いた後の音を、耳を懲らして聞いてみて欲しい。 舌を引いた後の、ほんの0.何秒の音。。 その音は、ロングトーンで響いていた音と、同じであるか。。 もしも、同じでないならば、同じなる様に練習する。 きっと、音を切る舌の動作と、息の微妙なバランスが悪いと思う。 この音の出だしが、綺麗に出るようになったら、どんなことがあるかというと、 それは、細かい音が綺麗に鳴ると言うこと。 例えば、音の出だしが0.25秒間不安定だったとする。 テンポ60の曲を演奏しているときに、16分音符が出てきたとしよう。 16分音符の音の長さは、0.25秒である。 すると、その16分音符は、音が不安定のままになってしまう。 もしも、16分音符が続いていたとしたら、、、、 ずーーーと、不安定な音楽になってしまう。 これと同じ様なことで、音の出だしの音程が、少し高かった場合、(この現象はよく見かけるが)16分音符の続く限り、音程が高いままになってしまう。 そして、そんな自分の弱点を見つけ、克服するための練習がロングトーンである。 非常に地味な練習であるけど、一番大切な事だと思う。 ちなみに、先程の音の出だしの音程が、高めというのは、舌を引くときに、息の圧力が高くなりすぎている場合が考えられる。 ホースの先をぐっと抑えてて、パッと放したときの水の出方を想像すると分りやすいかな。 本来の水の出よりも、先を抑えている間だの時間が長く、圧力が高くなってしまったため、抑えていた手を放した瞬間、勢いよく水が飛出してしまう。 しかし、圧力は最初の時だけで、後は本来の水の出方に戻る。 この事は、音の出だしと同じ。 息の出を舌で抑えて、息の圧力が必要以上に高くなってしまったために、音の出だしの音程が高くなってしまったと言うことである。 では、アクセントを付けるときは、音程はどうなるのだろう・・・・ (苦笑)笑って逃げる管理人。。。(V)o\o(V) フォッフォッフォ
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