2006年04月29日(土)

地上の天気 晴れ
心の天気  晴れ

水平線創業祭 in藤岡



今年も「みどりフェスティバル」の季節がやってきました。
旧藤岡町(現豊田市)にある愛知県緑化センターのGWの恒例イベント。
フェス初日のみどりの日、太鼓やオカリナやハンドベルのコンサートが
催されます。
そう、水平線プロフィールにあるように、このフェスティバルがなければ
水平線はこの世に産声を上げることはなかったという伝説の(?)場所です。
あいにく、その時藤岡に行くきっかけをくれたHPの管理人・Mさんは、
お仕事などの都合で今はこのフェスに参加していないのですが、
その頃のMさんのお仲間で、このコンサートに深く関わる、藤岡商工会の
塚本さんのご厚意で、毎年飛び入りで参加させていただいています。

事前の天気予報が雨。なんとか持ちこたえたものの薄曇りの肌寒い日と
なり人出はおもわしくないようです。植樹祭や万博などのビックイベントが
昨年で終わり、人の目が他の方向へ向いているのも一因なんでしょうね。
万博を機にあちこちの道路が整備され、藤岡への道のりは心理的に随分
短くなりました。こんないい場所、もっとみなさんに訪れて頂きたいなぁと
願うばかりです。


=================
さて。。。
例年通り駐車場に着くと勇壮な太鼓の音色が聞こえてきます。
太鼓の音に耳を傾けながら、一番駐車場寄りの催し「植木市」を物色
します。しぶおんぷがこの間から探しているへちまはありませんでした
が、代わりにあやしげな果物の鉢植えをGETした様子。
(えっと、名前なんだっけ?)(笑)
それから木工体験コーナーを覗きます。今年はプランターカバー、ベンチ
などのキットがあり、数人のお父さんが工具を手に頑張っていました。

で、ここでやっとコンサート会場へ。。。と思うでしょ?
まずは五平餅の買出しです。そしてやっと客席代わりの低い階段に
腰掛け、聞く体制に入ります。

太鼓の次は、中山小学校オカリナクラブの演奏。
素直な音でとても楽しそうに吹いています。最後の曲にびっくり!
「チューリップ畑へ行ってみようよ」だったんです。
懐かしいなぁ。(=^・^=)/

ここでハンドベルさんのセッティング&11時からマリ・クリスティーヌさん
を迎えて緑化のイベントが別の場所で行われるということで、一旦休憩
になりました。 このスキに本館前の芝生広場でアルペンホルン吹いて
こよっと♪
・・・な、ない!!!。・゜゜・(>_<=)・゜゜・。
事前に電話で問い合わせたところ、「老朽化が激しいので全部は出せ
ないかも?」とのことでしたので、はっきりしない天気に出すのを断念
したのかも知れませんね。本館に展示してないかなぁとうろついて
みたけど、とうとう会えずじまいでした。

せっかくなのでしぶ兄が本館の中でオカリナを吹いてみました。
よーーく響いて、係のおじさんが駆け寄ってきそうだったので、ちょっと
だけ吹いて移動。今度は本館脇の池の見えるテラスに出て、二人で
なんとなくデュオってました。
が、今度は池のでっかい鯉たちが「えさは?」と熱い視線を送ってくるし、
虫が音に反応して寄ってくるし・・・断念。

コンサート会場に戻る途中、芝生広場でまつぼっくり釣りに挑戦しました。
ビニールプールにどっさりのまつぼっくりを、針金の輪っかをつけた竿で
釣り(吊り)上げるというもの。意外に手ごわく、夢中に♪
おっと、時間時間!
ハンドベル演奏のあと、オカリナ2チームの演奏です。
昨年の万博で旧藤岡町のみなさんが中心になって行ったオカリナ千人
コンサートがきっかけで出来たチームで、どちらも塚本さんが指導なさって
いるそうです。揃いの「フジオカリーナ」での演奏は素朴な音色で、
ほんわかとした空気が流れていました。

いつもならこの後、アンサンブルもあるのですが、今年はどうやらこれで
おしまいのようで・・・(=^・^=)はちょっと気後れしてしまい、一旦は吹かず
に帰ろうかと思ったのですが、塚本さんに「ここへ来たら吹かなきゃ」と
勧めて頂き、「それじゃあ」と(苦笑)。
ところがこれが写真の「愉快な出来事」の幕開けだったのです。

車で楽器を取って戻ってくると、マイクが2本だけ残されていました。
σ(^◇^;)σ(^◇^;=)
先ほど演奏していたグループの何人かは藤棚の下でお弁当を食べて
います。お客様は相変わらずまばら。さりげな〜く吹き始めることに
しました。
でも、聴いてる人を一人でも見つければ、たとえ飛び入りでも、そこが
私たちのコンサート会場。そして今日、最初に客席に駆け込んできた
のが、中山小学校オカリナクラブの女の子だったのです。
ここでMCを入れ、水平線タイムのスタートです。
お弁当を食べてたみなさんも、耳だけじゃなく体もこちらを向き始め、
何曲か吹くうちには、ハミングも聞こえ始めました。
・・・ああ、よかった。塚本さんたちの厚意に、「和やかな時間」で
報いることが出来ました。

演奏を終え、しばし歓談。昨年の瀬戸市のオカリナワークショップ
にも採用されたオカリナを作っている瀬戸の窯元・一陶苑さんも
ブースを出していたので、塚本さんと4人でオカリナ談義に花が
咲きます。そしてしぶオカ味見も(笑)。二人とも、ちょうど一週間
前に某所で宗次郎さんとお話する機会があったそうで、その時
のお話も伺うことができました。
話は尽きなかったのですが、塚本さんは片付けが、一陶苑さん
はお仕事(販売)があるので、この辺で(苦笑)。

出店ブースをしばらくうろうろし、最後にもう一回、一陶苑さんの
ブースに立ち寄り、最新のオカリナを吹かせていただくことに
しました。そこには元気いっぱいの売り子さんが数名・・・さっき
演奏していた中山小学校オカリナクラブの女の子たちです。
一陶苑のご主人よりも商売上手?!(笑)
オカリナは買ってもコレクションになるばかりなので、ちっこい
招福ねこを頂くことにしました。

話の流れで一陶苑さんがヨシツカオカの味見を、ということに
なり、やまオカケースを開けたとたん、彼女たちに囲まれました
囲まれました!
大きなの、小さなの、ピンクに水色に緑・・・みんな目がキラキラ
してます。気がついたら、一陶苑さんじゃなくって彼女たちが
熱心に味見してましたね。そして後ろでハラハラする一陶苑さん。
_(^^;=)ツ アハハ

それからしばらく彼女たちとおしゃべりしました。
「チューリップ畑・・・は好き?」「すき。難しいけど」
「練習は週に一回?」「ううん、3回」「w(゚o゚=)w オオ-」
「メンバーは何人?」「10人くらい。男の子もいるよ」
「何年生?」「5年生と6年生」
な〜んて言ってるうちに、ある女の子がさっき私が買ったのと
同じネコを持ってきて「底にサインして!」といい出しました。
え?誰?(そこでしぶがすかさずパス)・・・私かい?

やまねこ (=^・^=)

結局、みんなの分サインすることに。
ヽ(。_゚)ノ んばば んばんば (爆)
ま、みんな楽しそうだし、嬉しそうだし、ま、いっか!
誰だ?うまいもんが集まってくるお守りになるって言ってる
ヤツは?!

「来年も来てね」「来るよ(=^・^=)/」

===============
今、これ書いてて思いだした。
小中学生の頃はまだ、プロの演奏を聞く機会なんてなかった
から、近隣の市町村の高校生や市吹の演奏を聴いては
「うわ〜あんな風に吹けたらいいなぁ」って思ってたっけ。
この子たちはあの頃の私なんだね。
そして、いつの間にか私は夢を与える側に立っているんだね。

どうか彼女たちの「オカリナが好き」「音楽が好き」っていう
気持ちが、彼女たちがこれからの難しい時代を生き抜いていく
上で「生きる力」になりますように!




この日記のコメントを読む