2003年08月30日(土)

地上の天気 晴れ
心の天気  晴れ

根尾村こぼれ話(2)by(=^・^=)

この週末、いつもの梨やさんに立ち寄りました。(幡豆郡吉良町産) この間、根尾村で「幸水」をほおばったばかりなのに、もうみずみずしくってほのかな酸味の「豊水」が盛りだそう。(=^・^=)邸の冷蔵庫には、幸水・豊水そしてプルーンが並んで冷えてます。

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さて、こぼれ話(2)です。
今年は根尾村政100周年、来年2月には「本巣郡根尾村」が「本巣市根尾」になります。薄墨桜コンサートの舞台効果に今年初めてレーザー光線が導入されたのも、今までなかった観光会社のツアーバスの行列も、そんな関係で誰かが知恵を出したのかもしれませんね。

根尾は薄墨桜を核にした観光と、林業が財源の村です。
樹齢1500余年の薄墨桜は、言うまでもなく「老木」。樹医さんの力をかりて今の姿を保っています。
そして子どもたち。根尾中の3年間、全校一丸となってオカリナに取り組んだ経験と根尾の豊かな自然を糧に村外の高校や就職先に旅立っていくそうです。

宗ちゃんを呼ぶのにかかるお金、聞きにきたお客さんが村内で使ってゆくお金。今まではバランスが取れているとは言いがたかったようです。
本巣市になる・・・・本巣の、根尾のよさをPRするだけでなく、イベント単体で利益を出さなければコンサートの存続はいずれ難しくなる・・・・と予想できます。

宗ちゃんファンだけでなく、音楽を愛する人、そしてその家族も揃って楽しめるピクニックコンサート。観光バスのツアーに申し込んでくる、都会のミュージカルやコンサートで目の肥えたご婦人たちをも満足させる内容。
あんまり商業ベースに乗って欲しくないという気持ちと、でも存続して欲しいという気持ちが入り乱れるのは私だけではないかもしれませんね。

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基本的な照明使いは例年同じなんですが、ステージ後方の木々までも「舞台」にする手法は、何度見ても飽きません。
花の季節が終わった桜など、どこにでもあるし、普通だれも見向きもしませんよね?身近にある自然がどんなに美しく、かけがえのないものか。このコンサートに行くと思い知ります。木々が、風が、雲が、漆黒の空が・・・私たちにいろんなことを話しかけてきます。スタッフが作り上げた舞台装置と、聞き手自身が心に刻み込む背景。そしてそこにオカリナの音色、宗ちゃんの曲。

このコンサートに行くようになって、野外コンサート=PAと照明=ハデという公式だけで判断してはだめだな、と思うようになりました。特に自分たちが「水平線」としていろんな場所でいろんな方々に聞いていただく機会が増えるにつれ、その思いは増しています。
生音でしか、アカペラでしか、ソロでしかできないこともあります。
PAの力を借りてしか出来ないこと、他の楽器とのセッションでしか表せないこともあります。
どちらがいいとか、どちらが本物とかいう問題ではないんです(=^・^=)。

ただし、オカリナを選ぶのと同じように、PAも限られた予算の中で最善の効果が得られるようにするのは結構大変なようで、sibu兄は四苦八苦してますが(苦笑)。

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以上、根尾村の報告はおしまいです。
みなさんもぜひ、来年こそは一緒にいきませんか?




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